配合提案

物質同士の親和性の指標となる溶解度数値(Hansen Solubility Parameters)を用いて、ご要望される最適な溶剤を設計致します。
「HSP値の近いものは相溶する」という考え方で、ポリマーがどんな溶剤に溶けるか、各種添加剤がどれだけ安定的に存在できるか等を意識し、危険有害性の高い溶剤から環境対応型ブレンド溶剤に変更する配合提案を行なっております。

洗浄,溶解,法規制対応etc....
安藤パラケミーがお悩み解決します!
HSP値を用いたカスタムブレンド溶剤開発

物質の持つ3つの分子間エネルギーが似ているモノ同士、よく溶ける

  • ΔD:分子間の分散力エネルギー
    ΔP:分子間の双極子相互作用エネルギー
    ΔH:分子間の水素結合エネルギー
  • 3つのパラメータを3D空間上に示し
    それぞれの位置関係で各々の性質を予測。
    異なる物質同士の空間座標が近ければ溶解性良
  HSP
代表的な溶剤のHSP値(単位:MPa½ )
溶剤 ΔD ΔP ΔH
n-ヘキサン 15.3 0 0
テトラヒドロフラン 16.8 5.7 8.0
エタノール 15.8 8.8 19.4
N,N-ジメチルホルムアミド(DMF) 17.4 13.7 11.3

安藤パラケミーが扱う豊富な原料を組み合わせて
HSP値をコントロールし、狙った物性(溶解性、極性)の
ブレンド溶剤調整が可能!


受託検討、開発を請け負いますので、ぜひご活用ください!


  • ◆既存溶剤の法規制対応,代替溶剤の開発検討
  • ◆ポリマー,薬品類など難溶解性物質の最適溶剤の開発検討
  • ◆特定の汚れに対する溶剤洗浄
 

配合提案の流れ

  1. 1

    ご要望の把握

    配合溶剤提案チェックシートへご記入下さい
  2. 2

    配合溶剤の検討

    HSP値に基づき、ご要望に適う配合溶剤を検討致します
  3. 3

    ご提案

    検討の結果、ご要望に適う配合溶剤をご提案致します
  4. 4

    サンプルのご提供

    ご要望の配合溶剤サンプルを提供致します
  5. 5

    販売

    仕様書を作成し、配合溶剤を販売致します

HSP値の利用範囲は溶剤代替への応用のみに留まらず、例えば、以下のような検討も可能です。

  • 液体と液体、固体と液体、気体と液体の相溶性
  • 無機物と有機物、生体物と有機物の親和性(濡れ性等)
  • ポリマー(樹脂)と溶媒の溶解性

応用例

ゴルフボールの高反発剤、目に良く浸透する点眼薬、シリカ粒子の分散、溶剤等の酸化防止 等

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